今日も、寒い寒いとブツブツぼやきながらフィールドに出る。
大潮だし満潮が近かったので、海岸を離れ沢を遡行することに。
進論みたいに山深い所ではないから、沢の露頭なんかタカが知れてて、河床か沢の脇に1メートルぐらいの露頭しかない訳。
挙げ句、ほとんど護岸されてる。
でも、沢にあるはずの地層境界を探しながら、わさわさ歩き回ることに。
暫くしたら、がっつり護岸&水深が深くなったので脇の畑の畦道に上がることに。
まじ沢つまんねぇ、と悪態を吐きながら畦道によじ登り、ふと前を見ると。
7メートルほど前に
ニホンカモシカ様がいらっしゃる。
日本羚羊。
…でかい。でかいぞ。
こっち見てる。
滅茶苦茶目が合ってる。
てか。近い。
ピクリとも動かず思考をフル回転。
角が生えてる→突進されたら怪我する→対処法は?→目を合わせたまま下がる→それ熊だ!!→羚羊の対処法なんて知らんぞ!!→取り敢えず、写真撮ろう(冷静に混乱している)
カメラに手を伸ばした所で羚羊様が逃げ出されました。
ドドッドドッ と重厚な音が響き渡る。
…助かった。取り敢えずは、牛追い祭状態は回避された。
一息吐いて、羚羊様が遠くに行った頃合いを見計らって再び歩きだすと、50メートルほど歩いたら、
沢の向こうに。
さっきの羚羊様が。
草を食べていらっしゃいました。
逃げろよ!!!!!
また暫く見つめ合いをしたあと山にお帰りになられました。
恐ろしく危機感の無い生き物だったなぁ…。
野生の羚羊に会ったのは二度目だけど、今回は近いし一人ってこともあり、中々怖かった。
でかかったなぁ…あと毛が硬そうだった。
うちの学科は、学年初めのガイダンスで熊に出会った時の対処法を説明されるような所だけど初めてその必要性を感じた…
まぁ、その対処法は対ツキノワグマで対ヒグマの場合は、諦めるしかないんですけどね(笑)って先生が言ってたけどね!!!!
うん。私のフィールドは熊出ないからいいけど…出る様なフィールドの人は気を付けて欲しい。
日本羚羊でかなり怖かったから、多分熊やったらその場で失神する。
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