休日返上で実験です。
今日やってるのは、アイソクロンダイナミックセパレーターによる鉱物分離。
アイソクロンダイナミックセパレーターってゆーのは、写真の機械。
でっかいコイルみたいなもんで、200万ぐらいする…らしい。
これに電気を流して、その強弱で磁性の強い鉱物と弱い鉱物に分けるのです。
ただし、調子が悪く鉱物の流れが時々滞るので、木槌で叩いてあげないといけません。200万の機械をガンガン叩く訳です。あ、ちゃんと手加減してですよ。
現在、処理中のサンプルは長野県某所で入手してきたサージ。
火山噴出物ですね。
この中には、火山ガラスやら鉱物やらがたくさん入っているのです。
先週の実験で、火山ガラスと有色鉱物、無色鉱物に分け、有色鉱物だけを分離してます。
この中に含まれる有色鉱物のほとんどが輝石類の、単斜輝石(Clinopyroxene:CPX)と斜方輝石(Orthopyroxene:OPX)が含まれてます。
写真で見て分かるかな…茶色がOPX、緑色がCPXです。輝石類の中でも磁性が違うので、機械で割としっかり分離出来ます。
分離した輝石はまた次の分析に使うので、大事に保管です。
何を長々と書いてるんだって言われそうですが…この分離すんごい時間かかって暇なんです。
3時間かかってるのに、2つのサンプルしか終わってない…。
まぁ、こんな事してますよって紹介まで。
しかし、鉱物は綺麗だなー(^▽^)デレデレ
岩鉱系を専攻するつもりは今の所無いけど、鉱物は大好きです。
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